素晴らしい休日の楽園 – ラリードライバー、エミル・リンドホルムの愛すべき実家
ラリードライバーのエミル・リンドホルムは、レースの合間に時間ができるとユニークな海辺に建てられた実家に帰ります。実家のサウナキャビンでリラックスするのです。
*エミルは、2021年にフィンランド・ラリー選手権タイトルを獲得。父セバスチャン・リンドホルムも元ラリードライバー。
「本物の木の家」は家族の伝統
息をのむほど美しい場所に、絵のように佇む松林に囲まれた、印象的なポスト&ビーム工法の木造住宅とホンカ・ログキャビンがあります。ここでエミルはリラックスし、サウナを楽しみ、ボートで遊び、両親や兄弟たち、その家族と過ごしています。
「僕は幼少期のすべてをホンカの家で過ごしました。両親は長年にわたり、何度もホンカ・ログホームやコテージのプロジェクトに携わってきました。その半分は僕が生まれる前に建てられたもので、残りは僕も建設を手伝いました。家族全員ができるだけ多くの作業を自分たちで行い、専門家の助けを借りながら進めていくのです。ログハウスが建てられる光景を見ると、いつも感動し、その印象は心に残ります。実際、僕の最も古い記憶の一つは、フィンランド北部のラップランド地方、レヴィにあるコテージの基礎工事に関するものです」とエミル。
幻想的な景観のあるポスト&ビームの家
この海辺の家は、独特のポスト&ビーム工法の家です。13年前に、家族のホンカ・ログキャビンが既に建っていた土地に建設されました。今ではそのキャビンがサウナ兼ゲストハウスとして使われています。
家族は、四季折々の変化を楽しみながら、海を見渡せる大きな窓と屋根付きテラスを設けたいと考え、プランを練りました。アザラシ、カワウソ、白鳥、オジロワシ、シカ、キツネなどの地元の動物たちを観察できるのも魅力です。
耐久性と印象的な素材
テラスと景観窓に加えて、この家の建築で際立っているのは、天井からテラスへと伸びる木製のポスト(柱)やビーム(梁)です。外壁に施された漆喰は、外装として非常に優れた選択でした。厳しい海辺の環境にもかかわらず、漆喰の壁は再塗装の必要がありませんでした。
この家は、技術的にも機能的にも、そして視覚的にも、時の試練に耐えてきました。数年前に、空気熱源から地熱による暖房システムに変更され、夏の間は日差しが降り注ぐラウンジで冷房も可能になりました。
家族の成人した子供たちは、その広々とした家にことあるごとに戻り、配偶者や子供たちとともに多くの時間を過ごしています。夏の休暇のほとんどや、その他の長期休暇を一緒に過ごしています。
コ・ドライバーが夢みるログハウス
エミルのコ・ドライバー(ナビゲーター)であるレータ・ハマライネン(「ラリー・レータ」として知られています)も、自身のログハウスの夢を語りにエミルの家族を訪れ、リラックスして過ごします。レータは、ログハウスの温もりと快適さを感じています。
「ここは本当に素晴らしい場所です。私は都会のマンションに住んでいますが、実際には都会的な人間ではありません。田舎にある伝統的な黄色のログハウスを夢見ています。大きな窓から広がる景色には、草を食む馬や背景にきらめく水が見えるのを想像しています」とレータ。
エミルもまた、群島にホンカのログキャビンを建てるプロジェクトを計画していますが、その時期はまだ決まっていません。実家が今のところ、彼にとっては十分すぎるほどのリラックス空間なのです。
「ここは本当にリラックスできて、自分自身を楽しむことができる場所です」
建物情報
居住者:ラリードライバー、エミル・リンドホルムの両親。エミルと彼の兄弟、その配偶者や子供たちも、休暇に訪れます。
設計:マルコ・ヴオリネンとホンカ。顧客の仕様に合わせた独特の二階建てフレーム – ポスト&ビーム工法の家 – 注: ホンカ・フレームの家はフィンランドとスウェーデンでのみ販売されています。海岸には独自のホンカログキャビンサウナもあります。
建材:フレーム木造住宅:漆喰仕上げの表面を持つ堅材の梁と板、浮遊仕上げの内部壁。海辺サウナキャビン:ログ
設備:プーステリ(キッチン)
所在地:インコー
建設年:2011年