ホンカのノンセトリング・ログ 20周年
ホンカの理念の中心には、何事にも最高の結果を求めることがあります。妥協はしない。だからこそ、2000年代初頭、ホンカは世界最高の素材を使い、街中でもモダンな住宅を建てる方法を考え始めました。
フィンランドでは何世紀にもわたってログハウスが建設され、健康的で安全であることが証明されています。しかし、自然素材は乾燥すると収縮するため、構造上、収縮やたるみ、セトリング(ログが縮んで建物が若干沈むこと)することは免れません。ホンカは技術的にもデザイン的にもさらにエレガントでスマートなログハウスを開発する必要がありました。そこで、セトリングしないログの概念が生まれたのです。
こうして開発が本格的にスタートしました。ホンカのログ・エンジニアは、さまざまなアイデアを出して検討し、さまざまな試行錯誤を重ねました。経年変化、気密性や耐火性など長期にわたる研究と試験が続けられ、ついに樹木の繊維方向を交差させたクロスラミネートログが最良の選択肢であるという結論に達しました。
その発明は、まさに完璧なものでした。クロス・ラミネートされたノンセトリング・ログは、経年変化による収縮やたるみがないため、エネルギー効率が高く経済的なうえ、デザインの可能性が飛躍的に上がりました。さらにログを交差しないで積むゼロコーナーも開発され、よりモダンなスカンジナビアデザインが実現できるようになりました。ログの歴史に新しい1ページが刻まれたのです。
2003年に最初のノンセトリングログの建築が完成しました。今年でホンカのノンセトリング・ログは20周年を迎えます。
それ以来、私たちのイノベーションは業界全体を大きく変えました。今では多くのログハウスメーカーが独自のノンセトリング・ログを発売していますが、私たちは他社に15年前に先駆けて道を切り開きました。そしてこの20年の間に、ホンカもノンセトリング・ログを開発し続け、重要なデータを得てきました。まさに、ホンカのノンセトリング・ログは、市場で最も研究されたログと言えるでしょう。
2003年に南フィンランドのインコ―に建てられた最初のノンセトリング・ログ住宅「ヴィラ・ソパネン」は、今でも同じログの形を保っています。その後ホンカのログハウスは世界中に建てられ、その品質やデザインには高い評価を得ています。ホンカのログ構造は、雨や嵐、厳しい寒さや暑さなどあらゆる天候に対して強い対候性があります。ホンカのオリジナルのノンセトリング・ログこそが、様々な条件下でのテストをクリアした最高品質のログなのです。