湖畔の広々としたログホーム
オウティとヘイッキがログホームを建てたのは、前の家が完成してからほんの2、3年後のことでした。湖畔の敷地に建てた新しいホンカ・ログホームで、家族は必要なスペースと静けさを満喫しています。
家族が増えるにつれて、オウティとヘイッキはもっと広くて穏やかな環境を求めるようになり、自分たちが建てたログハウスを売ることにしました。
「驚いたことに、家はわずか4日で売れ、すぐに引っ越さなくてはならなくなりました。」
でも、新しい家を建てるための土地がまだありませんでした。ヘイッキはクオピオのラウタニエミにある古い大きな屋敷の屋根を塗りに行ったことがあり、その家の持ち主に湖畔の敷地の一部を売ってもらえないかと頼むことにしました。ところが、敷地全体を売りたい、と言われたのです。敷地が広かったので、彼らはオウティの姉の家族と一緒に購入することにしました。
「クオピオはどんどん開発が進んでいて、特に湖畔の土地はなかなか手に入らないので運がよかったと思います。私たちの区画は公園に面しているし、丘の上に家が建っているにもかかわらず、とても静かなんです」。
第一希望はホンカ
前の家を建ててからまだ2、3年しか経っていなかったにもかかわらず、夫妻はもう一度、絶対にログの家を建てたいと考えていました。
「ログハウスは何百年も前から建てられているので、ログがフィンランドのさまざまな気象条件にあっているということはよく知られています。」
いくつかのログハウスメーカーに問い合わせて、ホンカがベスト・パートナーだと感じました。
「ホンカは私の第一候補でした。高品質で安定した会社と考えると、ホンカが間違いありません。価格も決め手となりました。姉の家族と共同で良い提案を受けたからです。顧客サービスの良さもプラスでした。すべてのことが心地良く決められました。」とオウティは言います。
友人と一緒にサウナを楽しむことが多いため、母屋から独立したサウナエリアをつくりたいと思っていました。広々としたユーティリティや裏口も、子どものいる家族にとって暮らしやすくするための重要な条件でした。傾斜地のため、家は2階建てに設計されました。リビング、キッチン、主寝室は湖の眺めを生かすために1階に、その他の機能は2階に配置しています。
一度に2つの家
工事は2020年の秋に始まりました。基礎工事は雪が降る前に完了し、雪が溶けた5月にはログが搬入されました。ヘイッキは夕方や週末に現場で作業をし、オウティは子どものいる家族の暮らしを支えました。3月には赤ちゃんが生まれ、オウティは赤ちゃんが昼寝している間に現場を訪れ掃除や塗装をしました。
「私たちは家を建てる作業についてはよく知っています。大変なこともあるけれど、自分たちで何かを作り、共有することを楽しんでいます。完成したときには達成感もあります。」
オウティの姉の家も同じ敷地に同時に建てられました。お互いに家づくりに協力したので、2つの家の建築工事は同じペースですすみました。
「夫たちが建築を担当し、私と姉は両方の家の外壁を塗りました」。
役割分担はうまくいき、作業する時には常にパートナーがいる状態が安心できます。子どもたちも、いとこたちが遊び相手になってくれるのを楽しみました。
建築家が夫妻の希望に基づいて全体のコンセプトをデザインし、オウティ自身がインテリアデザインと外構を手がけました。インテリアやスタイルは、キッチンのデザインをもとに形にし、コンクリートの床も全体のデザインの基礎となりました。
オウティは天井に埋め込み式のトラックライトを希望し、ヘイッキが取り付けました。コンクリートの床を和らげるため、リビングルーム、ゲストルーム、寝室には木製の窓枠と集成材の梁があります。
「落ち着いたアースカラーが好きで、コントラストとして黒を使うのが好きなんです。前の家よりも多くの色を使い、大胆な選択をしたことに満足しています。」ユーティリティとベッドルームの部屋とキャビネットは、色合いを変えています。すべてが白一色でないので、雰囲気が心地よく感じられます。
ログホーム独特の雰囲気
家が完成したのはクリスマスの1週間前。
「クリスマスにはすべてのものが整い、クリスマスは新しい家で家族と穏やかに過ごし、まさに私たちが必要としていた家を手に入れたのです。」
家族で新しいログホームには満足しています。特に、サウナ部分が非常に機能的です。子どもたちがいること、湖に近いことから、汚れの心配をせずに使いやすいサウナが希望でした。ダークブラウンのサウナ・ベンチはモントレーパイン材で作られ、ログ壁もモントレーパイン調にしました。
「サウナから泳ぎに行くのは簡単です。母屋も近いので、冬でもテラスから簡単にアクセスできます。家の隣にありながら、独立しているのが気に入っています。」
家族のお気に入りの場所は、湖を一望できる広々としたくつろぎのリビングエリアです。
「家の中に暖かさと独特の雰囲気はログならでは。広々とした家は呼吸するのも心地よいのです。湖を見ると、本当にここに住んでいるんだと驚くことさえあります。」