サステナブルなホンカ「オウラ」 – カイと家族のログホーム
モダンなログホーム、ホンカ「オウラ」は、エコロジカルな価値観と建材への敬意を第一に考えて建てられました。巧みな空間計画、上質な素材、スマートな技術で、快適に暮らせる家となりました。
ホルム家は、インコーに完成した新居での暮らしを満喫しています。平屋のログホームは家族が建てた3軒目の家で、家族皆が満足する住まいとなりました。
「これまでの2軒は、練習のようなものです。今は、自分たちが何を望み、何が必要なのかがはっきりしています。例えば、前の家は3階建てで、私たちには合わなかったので、新しい家は1階建てのコンパクトな家にしました」とカイ・ホルム。
インコーの市街地に近いところで土地が見つかり、一家が選んだモデルは、ホンカ「オウラ」でした。
「素晴らしい間取りが気に入りました。この家は広々としていて、間取りも合理的で、無駄なスペースがありません。」
サステナビリティ
ホンカは外観だけでなく、環境に対する優しさにも惹かれました。
「私たち家族は、できるだけエネルギーを消費しないサステナブルな家を建てるという長期的な計画で、このプロジェクトをスタートさせました」とカイ・ホルム。
ホルムはホンカのセールス担当で、ログ建築についての知識が豊富です。家族の住まいに最高品質のものを選ぶのは当然のことでした。
家はエコロジカルでサステナブルなフィンランドの無垢材で作られています。ログホームの室内空気が清浄であることが証明されており、非常に快適で、健康にも良いことが研究でも明らかにされています。
ホルム夫妻は、水循環式の床暖房と冷房ポンプを組み合わせた地熱暖房を選びました。
「建築過程では、できるだけ地元の業者に仕事を依頼しました。そして、建材は、環境への配慮、品質、耐久性に基づいて決定しています。」
「インテリアデザイナーのヘリ・ヴィルタネンにもプロジェクトに関わってもらいました。ヘリのおかげで家全体のインテリア・デザインが、のぞみどおりになりました。私たちは環境などに好ましくないものを避け、代わりにサステナブルで質の高い家を手に入れることができたのです。」
広々とした室内
この家は139.5平方メートルで、その大部分を占めるのが、家の一角にある約50平方メートルのオープンスペースです。キッチン、ダイニングエリア、リビングルームは大きな窓を背にしています。寝室3室はオープンスペースからアクセスでき、4つ目の主寝室は家の端にあり、サウナと洗面所はキッチンのそばとなります。
「基本プランにからほとんどアレンジをしませんでした。オリジナルモデルの変更点としては、玄関の隣にもう一つ土間の入り口を設けたことです。よく考えた結果、そのスペースはトイレにしました」とホルム。
家がとても広く感じられるのは、天井が高いからで、低いところで260センチ、高いところで325センチもあります。
「中央のスペースは勾配天井で、窓に向かって部屋の高さを上げているため、かなり広く、開放感を味わうことができます。」
さらにスペースを広く感じさせるため、庇のある中庭を見渡せる大きな窓があります。そのうちのひとつはガラスの引き戸で、家の正面にある屋根付きのテラスに出られます。
「家は敷地の奥にあり、反対側にはガレージがあります。外構が完成するのは今年の夏になります。」
空間計画とスタイリッシュな素材
ホルム一家は、ホンカの本物のログキャビンの雰囲気を残したかったので、木の質感を生かすようにしました。壁には、汚れや水をはじき、黄変を防ぐ自然な仕上がりになるUV保護の水性塗料を使っています。
室内の建材や家具の素材選びは、家全体の印象に大きな影響を与えます。そこでインテリア・デザイナーが大切でした。
ホルム家には小さな子供がいるので、デザイナーのヘリ・ヴィルタネンは防傷加工された床材を選びました。このエコロジカルな床材は、8回ラッカー塗装を施したチタニウム仕上げのため、ほとんど傷がつきません。
ヴィルタネンはノブレッサのキッチンキャビネットを提案しました。壁に取り付けられたキャビネットは、施工段階で埋め込まれています。
キッチンの壁とアイランドトップには、大胆な模様の大理石タイルを使っています。
「水廻りにはマットベージュで洗練された質感の大判タイルを選びました。ユーティリティ・ルームとトイレの家具は、ナチュラルな木目の半特注家具です。」
夢の実現
綿密な設計、巧みな施工、細部への正確な配慮など、さまざまな要素がうまく組み合わさった結果、完成した家に満足できるのです。
家族は、日常生活をより簡単で快適にするスマート・テクノロジーも求めていました。この家には、マルチルーム・サウンドシステムも採用されています。スピーカーは壁と一体化されており、音楽はスマートデバイスからワイヤレスで家のどこからでもコントロールできます。
「インテリア・デザインに加えて、マルチレベル照明システムもデザインしてもらっています。」
この家では、まぶしさを感じさせない間接照明や調光可能な照明を多用し、雰囲気のある空間を醸し出しています。ダイニングエリアのベル・ランプは、照明としても美しいものです。
プロジェクトは驚くほどスムーズに進み、スケジュール通りでした。これまでの経験にもよりますが、デザイナーをはじめとするプロフェッショナルな関係者も大きく貢献しています。
「私たちはこの家のすべて、細部に至るまで満足しています。」