ホンカの「ハイク」 サステナブルで健康的な暮らし
「ハイク」-サステナブルで健康的な暮らし
フィンランドのナーンタリで7月15日から開催される住宅フェアのために建てられたホンカのモデル「ハイク」は、自家発電を行い、エネルギー効率の最高ランクであるAを達成し、スマートホームソリューションにより周辺環境と呼応する住宅です。
住まいに適したテクノロジーを選択することで、生活のサステナビリティと質を高めることができます。ホンカのログホームには、トップレベルのエネルギー効率、室内空気を健康に保つための総合的なアプローチ、そして日常の状況や周囲の状況に対応するように設計された最新のスマートホームソリューションが備えられています。その技術は、ログハウスの調和のとれた外観にも溶け込んでいます。
「ハイク」は、建築物のエネルギー効率の最高ランクである「A」を取得しました。室内では、次世代太陽光発電システムの採用や、低排出ガス建材によるAクラス気密などから、エネルギー効率も高まっています。
太陽からのエネルギーが建物の電力となります。屋根には、耐久性に優れ、軽くて目立ちにくい薄膜太陽電池が設置されています。太陽光パネルによる年間発電量は、建物で計算される年間純エネルギー需要量1,450kWhのほぼ1割をまかなうことができます。
Aクラスの気密性(「ハイク」のACHスコアq50=0.5m3/(m2h))は、ホンカの長期にわたる製品開発と高い施工品質の賜物です。「ログハウスは風通しが悪いというのは時代遅れです。ログハウスは呼吸している、つまり気密性を保ちながら湿度を安全なレベルに保っているのです。」とホンカラケンネのプロダクトディレクター、エイノ・ヘカリは述べています。
妥協のない健康住宅
ホンカは、サステナビリティ・プログラムに基づき、健康な家づくりとサステナブルな未来づくりを進めています。ログハウスでは、室内の空気は当然健康的で新鮮ですが、室内空気の質は、選択する建材に影響されます。ホンカではログ以外にも、空気中に有害な化合物を放出しないM1認定の低排出ガス建材を使用しています。「ハイク」では、表面材や建具のほか、気密材や換気ダクトにもM1認定品を使用しています。
寝室には室内空気センサーが設置され、空気の質を監視し、機械式換気システムで制御しています。水廻り、コンクリート床、ログ構造に設置されたワイヤレスIoTセンサーは、建物の湿度変化を監視しています。
スマートホームがもたらす安心
スマートホームは、快適性や安全・安心を高めるとともに、建物の省エネルギー化も実現します。「ハイク」では、リビングの照明が太陽光に自動的に反応します。外が暗いときは日中より明るくし、人がいないときは自動的に消灯します。また、夕食時にはムードのある照明、掃除時には明るい照明など、特定の照明計画を設定したり、扇風機や加湿器などの電気機器を点灯させたりすることも可能です。
さらに、ドアや窓が開けっ放しになっていないか、また人の動きをも検知することも可能です。家の照明を遠隔操作して、誰もいない家でも誰かがいるように見せることで、セキュリティと安心感も高まります。
森の力を感じる
ホンカ「ハイク」は、建築家のマルコ・シムシオ、インテリアデザイナーのマル・ハウタラ、ランドスケープ・アーキテクトの橋本朝子による緊密なコラボレーションによって完成しました。建築的にも興味深く、日本の「調和」に影響を受けたモダンなログハウスは、周囲の自然を尊重し、岩場や松林を保護する形で、群島の敷地に建てられました。インテリアの随所に木を大胆に残し、外には日本庭園、サウナエリアには温泉をイメージした落ち着きのあるスパを設けています。
ハイクの過去の記事
「日本をイメージした新モデル「ハイク」
ナーンタリ住宅フェア2022「ハイク」